自閉症スペクトラムと診断された息子に対し、適切な接し方を学びたく「ペアレントトプログラム」を受講しました。
ペアレントプログラムとは…
子どもや自分自身について「行動」で把握することで、保護者の認知的な枠組みを修正していくことを目的にした簡易的なプログラムです。「行動で考える」「(叱って対応するのではなく、適応行動ができたことを)ほめて対応する」「孤立している保護者が仲間をみつける」という3つの目標に向けて取り組みます。 引用元:厚生労働省
ペアレントトレーニングと同じものだと思っていたらまた違うようです(勉強になる!)
ペアレントプログラムの受講を決めたきっかけ
ペアレントプログラムを知ったのは、息子の3歳児健診のときです。いただいた資料の中に案内のチラシが入っていました。
3歳児健診では息子が泣いて騒いだため(特に歯科検診)周りの子との差を感じたり、周りの視線に心が折れてしまい、こっそりトイレで息子と二人で泣いてしまいました。
息子の不安をわかっているのに「なぜ他の子と同じようにできないのか」と苦しくなりました。
これではだめだと思い、案内のチラシを見てすぐに受講を決めました。
ペアレントプログラムの内容
ペアレントプログラムは全部で7回あり、他の参加者と一緒に受講します。
各回の主な内容
- 自分や子どものことを書く(良いところ・努力しているところ・困ったところ)
- 良いところを書く
- 書いたものをカテゴリー分けする(場面ごとに分ける等)
- ギリギリセーフを見つける
- ギリギリセーフを極める
- プログラムで見つけたことの確認
- 学んだことを確認する
各回の基本的な流れ
用意されたシートに自分や子どもの【良いところ】・【努力しているところ】・【困ったところ】を記入し、ペアになった他の参加者と見せ合います。意見交換を行い、記入したものを発表します。
そして記入内容をより細分化していきます。【困ったところ】はどんな時に起こるのか・困った行動は週にどの程度の回数なのか等、細かく記入していきます。
また、当たり前にできていることでも【良いところ】欄に加えます。【努力しているところ】は8割できていたら【良いところ】の欄に移動させます。そうすることで意識していなかった【良いところ】に気が付きます。
どんどん細分化していくことで様々な背景が見えてきます。
持ち物や費用
使用するもの:筆記用具
費用:無料
※上記は今回私が受講したものに関してです。他にも必要なものや費用が発生する可能性がありますので、受講される場合は申込先にご確認ください。
受講してみた感想
初めの頃は毎回同じことの繰り返しのように感じましたが、子ども(自分)の困りごとをより細分化して対策を考えられるようになったり、良いところや頑張っているところに気が付くことができました。
また、当たり前にできていると思うことも「当たり前」ではなく「良いところ」だと思えるようになりました。
子どもに対しての声掛け(褒め方)も学ぶことができ、息子への対応も柔軟にできそうな気がします。
他の参加者と意見交換することによって、一人で抱え込むことなく心の安定にもつながるように感じました。
今後も機会があれば参加したいと思います。
ご覧いただきありがとうございました!
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