息子は3歳の時に自閉症スペクトラムと診断されました。その当時、私を悩ませたものの一つが【言葉のオウム返し】です。
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エコラリアとは
息子のオウム返し(エコラリア)
息子は2歳半頃に2語文が出たかと記憶しております。即時性エコラリアについては3歳前後がピークだったと思います。
私「りんご食べる?」→息子「食べる?」
私「トイレ行く?」→息子「トイレ行く?」
こんな具合です。さらにこの時期、トイレトレーニングが後退してしまいトイレの失敗が増えました。失敗しないように誘導するのですが、上記のようにオウム返しされる毎日でした。
精神的に限界に感じたのと、このまま入園しても周りと意思疎通できるのだろうかと不安に思い、街の保健士さんに相談しました(街の保健士さんに電話をする)
これをきっかけに、息子は様々な支援を得られるようになってくのです。
エコラリアへの対応
その後自閉症スペクトラム(ASD)の診断を受け療育を受けるようになった息子。
療育先のスタッフ(有資格者)にエコラリアについて相談すると…
エコラリアは言葉をためている、吸収している時期です。
ですので今後は、このように対応してください。
私「りんご食べる?」→息子「食べる?」→私「うん、食べる」→息子「食べる」
黄色のラインを引いている部分が追加したやり取りです。
これにより「食べる?」と聞かれたら「食べる」と答えることを学習していくのです。
これが短気な私には結構難しかったんですが、頑張って継続しました。
エコラリアが落ち着くと…
療育スタッフの方のアドバイスを実践したからなのか、幼稚園で刺激を受けて成長したからなのか、息子の即時性エコラリアは減ってきました。
即時性エコラリアは3歳後半でも再度発生したのですが、エコラリアが落ち着くたびに言葉が増えました(※息子の場合です)
3歳と4歳現在の息子では受け答え方が全然違います。
ただし、これは遅延性エコラリアかな?と思う場面はまだまだあります。
- 動画の話し方をマネする(Aの動画を見ながら、Bの動画のセリフを口ずさむ等)
- テレビに出ていた人のやり取りを、関係のない場面で口ずさむ(一人二役)
この辺りも今後どのように成長していくのか不安ではあります。
まとめ
息子のエコラリアは減ったものはあれば、変わらず口にすることもあります。今は幼稚園年中の息子。就学に向けての不安があります。周りの人とのやり取りに支障が出ないか等、悩みは尽きませんが息子の様子をよく見て、療育先などの関係機関と相談しながらサポートしていきたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました!
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