1学期末に息子はWISCという知能検査を受けました。
本人が、何かしらの検査を受けるのはこれが初めてです(診断を受けた時は親からの聞き取り検査でした)
色んな意味でドキドキしました。
検査は1時間半くらいかかりましたが、休憩をはさみつつ取り組むことができました。
そして先日、その結果を聞いてきました。
WISCはウェクスラー式知能検査の1つです。
現在日本ではWISC-Ⅴが一番新しい検査になりますが、一番普及して使用されているのがWISC-Ⅳになりますので、こちらを中心にご紹介します。
WISC-Ⅳでは、全体的な認知能力を表す全検査IQと「言語理解」「知覚推理」「ワーキングメモリー」「処理速度」の4つの指標をそれぞれ数値化した結果が見られる検査です。
検査は、60〜90分程度の時間で、公認心理師や臨床心理士などの専門家が受検者と1対1で行われます。
WISC検査の目的は、子どもの得意なことと苦手なことを把握し、子どもに合った関わり方やより伸ばすと良いポイントを知ることです。
WISC検査は、子どもの発達状況や、得意なこと・苦手なことを把握する上で、とても役立ちますが、発達障害かどうかについては、あくまで専門の医師による総合的な判断になります。
※株式会社LITALICO, LITALICOジュニア(https://junior.litalico.jp/)・WISC(ウィスク)検査とは?・内容や対象の年齢、受けられる場所や費用を解説します (https://junior.litalico.jp/column/article/025/) より引用
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WISCの結果
検査をしてくれた心理士さんから結果を聞きます。
WISCでは全検査IQと以下の指標について数値が出されました。
- 言語理解
- 知覚推理
- ワーキングメモリ
- 処理速度
結果としては処理速度以外は同年代の平均値範囲内でした。
心理士さんの解説
4つの指標はさらに細かく分類され、そこから息子の得意・不得意が見えてきます。
要約すると息子は
- じっくり考えることが得意(じっくり考えたら答えられる・見通しが立つと解き進められる)
- 単純作業をスピーディーにこなすのが苦手(早くしようとすると混乱してしまう)
ということがわかりました。
【やることについて見通しが立っていた方がいい】という部分は以前より児発からも指摘されていたものなので、改めて検査でわかって再認識できました。
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小学校で出てくる可能性のある困りごと
息子の不得意な部分から、小学校で起こりうる困りごとも見えてきました。
心理士さんからは以下の可能性について言及がありました。
- 黒板に書いている内容を書き写すのに時間がかかるかもしれない→周りの子と差が出てくる
- 理解する能力はあるのに【時間がかかる・できない】で本人が苦しくなる
心理士さんからの意見としては、小学校では何かしらの支援や配慮があった方がいいとのことでした。
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大まかな内容ですが、前述の通り検査結果から息子の得意不得意、それにより考え付く困りごとが分かりました。
この結果から今のところ我が家の小学校の進路として、支援学級(情緒)を希望したいと考えています。
元々普通級のみという進路は考えていなかったのですが、じっくり取り組んだ方が理解できるというのであれば支援級で時間をかけて学んでほしいと思いました。
また今後も息子を連れて学校見学に行ったり、教育委員会の担当の方とやり取りをしていきながら申請していくことになります。
一番の懸念は支援級判定がされないこと。
(※我が家が住む自治体の場合です)
支援級は枠が少ないので、もしかしたら申請しても却下されるかもしれないと児発からは言われています。
もしも普通級判定となった場合は支援の先生についてもらう制度を利用予定ですが、マンツーマンではないので心配ではあります。
結局は入学してみないとわからない部分が大きいですが、息子が小学校できちんと学べるように就学準備を頑張っていきたいです。
ご覧いただきありがとうございました!
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